
第6回

どこを切り取っても目を引く作品にしたい
──
第3回目で「1カットずつお見せする形で、
1カットできたらすぐにSNSにアップしてた」と
お話してましたが、忙しい中で
こまめに投稿するのは大変だったのでは。
こーだい
GIFアニメ、漫画、イラストと、だいたい
「週に1回投稿できればいいな」の気持ちで続けてました。
主題歌PV制作の頃から投稿に反響いただけていたので、短編アニメ本編制作時も、投稿することが〆切として機能してモチベーションになりました。
★図:うーにゃん画像
一方で、SNSで
反響を得るためだけの
動画になってはいけないとも感じました。
やっぱり反響があると嬉しい。
だけどそれ狙いになると
本編の物語からもずれてしまうし、
そこは本質ではないです。
ただ、いい作品って、
ワンカットだけ抜いてもすばらしいんです。
SNSウケを狙わなくても、
例えば、ジブリの作品はどのシーンを
切り取っても見どころが多いし、
フックがいくつも詰まってるんですよね。
いろんな観点から見ても魅力を感じてもらえるよう、
ワンカットに色々な工夫と情報量を
つめこみたいと思っています。
木川田
ワンカットでも
作品の良さが伝わるとなると、
レイアウトも大事ですよね。
どこからどう見ても
退屈になるところがないように。
こーだい
人の目を止めるようなカットだよね。
──
短編アニメーション完成後は、
心境や「スタジオななほし」としての
変化はありましたか?
こーだい
擬人化されたかわいい動物の
キャラクターが動くアニメーションは
うちしかないんじゃないかな。
そうした実感につながりました。
★図:うーにゃんと、ほかの住民たち画像
木川田
「このもふもふ感でつくってほしい」という
依頼も増えました。
こーだい
自分たちが作りたいものを
突き詰めていった結果、
自分たちでしか作れない表現に
辿り着けたかと思います。







